citation index(CI)の重要性

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背骨の手術に関しても、様々な研究者から様々な異なる角度からの論文が出ております。時には全く反対の結論を導いている論本も多く、では何が正しいのかと迷ってしまうことも多くあります。僕たち医師でもそうなのですから、患者さんの側ではますます困惑するだけかもしれません。どんな論文が良いのかは、以前は論文の掲載される雑誌の評価に用いたれるImpact factor (IF)が、論文の質を担保する一つの指標とされてきました。しかし、IFの高い雑誌には皆様もご存じのような捏造論文も記載されることも多々あり、最近ではcitation index(CI)という指標も重要視されるようになってきました。これは雑誌ではなく、その論文自体が出版後どれだけ他の本文に引用されたかを示しています。信頼性のある論文ならIFの低い雑誌に載っても、CIは高くなるはずです。ただ論文が掲載されてもしばらくしないと、引用はされないので出版から少し年月が必要です。

下の図はSpringer社のEuropean Spine Journalという雑誌に2016年掲載された岩井医療財団からの論文です。今でも雑誌が引用される度に、どんな雑誌に引用されたかの情報が飛んできます。このような情報を見ると、自分たちの仕事が正しいものだったのだと再認識できます。Citation (引用:論文の文献としてDiscussionなどで用いること)してもらうためには、open accessの雑誌に投稿することも重要と考えています。open accessでないと、論文を読むために医学部の図書館に行ったり、高額で文献を購入しないとならないからです。僕たちはこれまで、なるたけopen accessの雑誌に投稿しようとしてきましたが、これからも同様の努力を続けていきたいと思っております。

Springer社 European Spine Journal
Springer社 European Spine Journal

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古閑比佐志

資格・所属学会
日本脳神経外科学会 専門医
日本脊髄外科学会認定脊髄内視鏡下手術・技術認定医
日本脊髄外科学会
日本整形外科学会
内視鏡脊髄神経外科研究会
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