函館での手術助手

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展望台から撮影した五稜郭

私は手術書(手術のやり方を解説した本)を執筆したり、学会主導の手術講習会(手術のやり方を模型やcadaverなどを用いて指導する会)で講師をさせて頂く機会があるため、講習会に参加された医師から実際の手術指導も依頼されることがあります。これまで北海道から沖縄まで様々な場所で手術のお手伝いをしてきましたが、今回初めて北海道の函館に行ってきました。57歳にして初めての函館でしたが、函館は日本開国の地の一つとして憧れもあり、一度は訪れてみたい地でした。

いつもは自分の病院での手術が終わり夜間移動し、翌朝から手術、終わり次第東京に戻るという手術手伝いのパターンでしたが、今回は連休と重なり比較的余裕のある日程で、お手伝いに行くことができました。五稜郭の近くにホテルをとって頂いたので、翌朝は早く起きて五稜郭を訪れてから、手術を行う函館脳神経外科病院に向かいました。写真でしか見たことのない五稜郭は数年前に建て直された展望台から見ると想像以上に美しく、先人の建築技術の高さに感動致しました。

函館脳神経外科は、昭和62年12月の開院以来、 脳卒中(脳血管障害)を中心にした救急医療を24時間体制で実施し地域医療に貢献をしている素晴らしい病院です。そのような病院で手術のお手伝いをさせて頂けることは、こちらとしても本当にうれしい限りです。当方は教えることが大変好きなので、今回も楽しく手術指導ができました。いつも言っておりますが、ゴッドハンドは必要なく、誰でも修練すれば、満足のいく手術成績を残せる手術手技の開発こそが外科医に課せられた責務と考えております。函館でもFESSの治療がいつでもできるよう、今後もお手伝いしていければと考えております。

最後になりますが、手術は決して医師だけでできるのもではなく、周りのスタッフに支えられて達成されます。その意味では函館脳神経外科は素晴らしいスタッフの集まった病院だと感じました。手術場看護師、ME、放射線科スタッフなど全員からFESSに対する意欲と、手術を成功させようという気概を感じました。今度お呼びいただけたらスタッフ向けの講義などもできればと考えております。

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古閑比佐志

古閑比佐志

資格・所属学会
日本脳神経外科学会 専門医
日本脊髄外科学会認定脊髄内視鏡下手術・技術認定医
日本脊髄外科学会
日本整形外科学会
内視鏡脊髄神経外科研究会
古閑比佐志

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