PED/PEL 動物ワークショップ研修(主催:ふくしま医療機器産業推進機構 共催:日本PED 研究会)に参加して

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ふくしま医療機器開発支援センターで行われたPED/PEL 動物ワークショップ研修に参加する機会を頂き、動物を使った脊椎内視鏡の手術技術に関するトレーニングを行ってきました。手術のトレーニングは、本を読んだり手術動画を見たり、実際の手術で助手をしたりして時間をかけて積み上げていくものです。最近はバーチャルリアリティーの技術が高まったので、ゴーグルをかけて模擬的手術も行えるようにもなりました。しかしより生体に近いということではcadaverトレーニング(御検体を用いた手術のトレーニング)や、動物を用いたトレーニングも欠かせません。宗教的な背景もあり日本では諸外国と比べて、cadaverトレーニングが難しい環境です。ですから動物を用いたトレーニングは日本においてはより重要性が高いと言えます。この観点から2016年11月に開所し、今回利用させて頂いた「ふくしま医療機器開発支援センター」は、日本における医学の発展に極めて重要な施設と言えます。

井上先生にバイポーラ―の使い方を指導しているところ

今回のトレーニングでは外径7mm(Working channel: 鉗子類を出し入れする穴のサイズ= 4.1 mm)の椎間板ヘルニアの手術用に開発された内視鏡と、ごく最近腰部脊柱管狭窄症用に開発された外径10mm(Working channel = 6.4 mm)の内視鏡の2種類でトレーニングを行いました。午前午後合わせて4時間超のトレーニングでしたが、出沢 明先生を講師にお迎えして、充実した内容でした。国内からは僕を含め5名が、タイからも3名が参加し、全員今後の手術のためのtechnical pointを掴めたようです。僕はペアになった藤田医科大学脳神経外科の井上辰志先生に自分のテクニックの一部をお伝えする時間も持てて有意義な研修となりました。今後この施設を利用させて頂き、更に国内の内視鏡技術の発展に貢献できればと思っています。

このようなトレーニングは、実習で用いる機器を提供したり手術中様々なお手伝いをして下さる企業の方々のご尽力がなければ成立致しません。今回も以下のような企業の方々に日曜日にも関わらずご協力頂きました(順不同:株式会社マイステック、株式会社東機貿、株式会社田中医科器械製作所、エリクエンスインターナショナル、リチャードウルフ㈱、株式会社ナカニシ、日本メドトロニック株式会社)。この場をお借りして深謝申し上げます。

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古閑比佐志

古閑比佐志

資格・所属学会
日本脳神経外科学会 専門医
日本脊髄外科学会認定脊髄内視鏡下手術・技術認定医
日本脊髄外科学会
日本整形外科学会
内視鏡脊髄神経外科研究会
古閑比佐志

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